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タイヤの基本知識

タイヤの空気圧


タイヤの空気圧はこまめにチェックしましょう。
(多すぎ、少なすぎはタイヤにも負担がかかるし、非常に危険です)
適正空気圧は、運転席のドアを開けたドアかボディーに表示してあります。

空気圧不足による問題点

タイヤの各部の動きが大きくなるため異常発熱が起こり易くなります。
※セパレーション(剥離)やコード切れによるバースト(破裂)。
※ホイールからタイヤビート部が外れやすくなり、空気漏れを起こしやすくなります。
※ 異常摩擦。(タイヤの両肩部が摩擦しやすい)
※高速走行時はスタンディングウェーブ現象が発生しやすくなり、バースト(破裂)

空気圧過多による問題点

タイヤは異常な緊張状態になるので、緩衝能力が低下します。
※タイヤが張っているので側面へのキズに弱くなりバーストを起こすことがある
※ハンドル操作時の振らつきやスリップ
※異常摩擦。(タイヤ中央部が摩擦しやすい)
※高速走行時(特に雨天時)水溜りを通るとハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。
※たわみが無いので乗り心地が悪くなる。

 

窒素ガスは有効?


窒素ガスの充填が話題になってますが窒素ガスってどんなメリットがあるの?

窒素は酸素よりも分子が大きい(約16倍)為にエアーが抜けにくいと言いますが、タイヤメーカーの開発者曰く『インナーライナーは空気を通す設計にはなっていない。。。』そうです。 また、空気中のほとんど(約80%)は窒素で残り約20%は酸素などです ただ、酸素に比べて温まりにくい(分子が大きいから)膨張率が少ない為エアーの上下が無いのも事実です。 レースなんかでは窒素を入れる人と入れない人は半々ぐらいらしいです。 窒素の充填作業でキチンと真空にした後に窒素(乾燥した窒素)を入れないと意味がありません。 (水分が含まれると走行時の熱により酸素等が発生します)

各車メーカーでも新車時のテストで窒素を入れて検査はして無いし、新車から窒素を充填した車は発表されて無い。。。(たぶん) 窒素を推奨しているメーカーも無い。。。。(たぶん) 私の考えではお金を払ってまでは窒素を入れてもその対価に見合うものは無いと思う。